自民党の若者支持離れの原因は?左派化が根本問題か!

最近、自民党の「若者支持離れ」が話題になっていますよね。

2024年の衆院選で大敗した自民党、かつての安倍政権時代には若者からも支持を集めていたのに、なぜこんな状況になったのでしょう?

その原因を探ると「左派化で右派が離れた」「若者に響く政策がない」「SNSがダメダメ」といった声が聞こえてきます。

そしてデータを見ると「若者の票が国民民主やれいわに流れた」という現実が見えてきます。

この記事では、最新の状況をもとに、自民党が若者から見放されている理由と、どうすれば支持を取り戻せるのかを解説します。政治に詳しくなくても分かるようにまとめたので、ぜひ最後まで読んでみてください!

この記事を読むと分かること

  • 自民党の若者支持が落ちている本当の理由
  • 左派化が若者右派にどう影響したか
  • 若者が求める減税や財政出動とは
  • 自民党が支持を取り戻すための具体策

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自民党の若者支持離れって何?現状をチェック

自民党の若者支持が落ちてるって、最近よく耳にしますよね。

2024年の衆院選で自民党は議席を大幅に減らし、特に若者層からの支持がガクッと下がったと言われています。

世論調査でも若者からの支持は国民民主よりも低い結果となっています。30代以下では国民民主より低く、40代では拮抗という状況。

  • 30代以下:自民15.1%、国民民主18.5%、
  • 40代:自民20.3%、国民民主17.5%
政党支持率を年代別に見ますと、自民党の支持率は80歳以上では43.5%に上るのに対し、若い人では低くなり、40代で20.3%、30代以下では15.1%にとどまっています。
これと対照的に、国民民主党の支持率は40代以下の若い層のほうが高く、50代以上では1桁にとどまるのに対し、40代では17.5%、30代以下では18.5%となっています。
引用元:政党支持率「支持なし」35.6% 自民は若い年代で低くなる傾向(NHK、2024年12月9日)

安倍政権時代は「アベノミクス」や「強い日本」ってイメージで、若者にも人気だったのに、今はどうしてこうなったのか。

実は、若者の支持が国民民主党やれいわ新選組に流れているようです。じゃあ、具体的に何が原因なのか?大きく分けて3つの原因が考えられます。

  • 自民党の左派化で右派が離れた
  • 若者が求める減税・財政出動がない
  • SNS・ネット戦略がダメすぎる

これらは良く聞く話でしょう。それでは次の項目でこの3つの原因について深堀りしていきます。

理由1:自民党の左派化で右派が離れた

自民党が若者からの支持率を落とした理由でまず大きいのが「自民党が左派より政権になってしまった」ということでしょう。

安倍元首相の時代は、憲法改正や安全保障強化みたいな右派的な政策が若者にも響いてました。

でも、岸田政権で「新しい資本主義」や「多様性重視」が目立ち、リベラル左派寄りに。さらに2024年衆院選後の石破政権になってからはその流れが加速しています。

たとえば、石破政権は中国との関係改善に積極的でその動きに危機感を覚える右派が多くなっています。

安倍時代は対中強硬姿勢が若者右派に支持されていたのに今の石破政権では外交が軟化してるように見えます。人によっては中国にすり寄っているとまで表現。

さらに、選択的夫婦別姓の導入に前向きな姿勢も「伝統的な家族観を壊す気か!」と右派層、特に保守的な若者に嫌がられているようです。

ネットを見てると「自民党がリベラル・左派に寄りすぎ」とか「昔の自民じゃない」って意見がチラホラ出ていますよね。

実際、2024年衆院選の結果を見ると右派寄りの国民民主党が議席を増やしてる一方、自民党は大敗。

国民民主の「現実的な保守」路線が、若者右派の受け皿になっているとみてよさそう。

参政党や日本保守党みたいな新興勢力も、ネットで「日本を守る!」ってアピールして支持を集めてます。

自民党が岸田時代から石破時代にかけて中途半端に左に寄ったせいで右派寄りの若者が「もういいや」って離脱したのでしょう。


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高齢層との違いって?

面白いのが、年配の人の右派層は自民党に留まってる人が多いという点。

過去にも自民党が左寄りになった時期があったから「また右に戻るでしょ」って楽観的なのかもしれません。また年配世代は簡単に支持を変えられないという事情もあるかもしれません。

一方で若者は逆に「今すぐ結果が欲しい」ということで、すぐに国民民主とかに流れます。この違いが自民党の若者支持離れを加速させているのでしょう。

左派寄りになったことで得た票は?

自民党が左派寄りになたことで大きく票を落としたならば、左派寄りになったことで得た票もあるという推論もあります。

しかしながら左派には立憲、れいわ、共産、社民がずらりと並んでおり自民党が多少左派寄りになったことで票を得ることは考えずらい。

結局のところ、自民党は左派寄りになったことで右派系の票を失うだけの結果となったのです。

総裁選で石破氏を選んだことで選挙で自滅したと考えるのが自然でしょう。自民党は大きく間違ってしまった。

理由2:若者が求める減税・財政出動がない

自民党の若者支持離れの原因の2つ目として「若者の生活が楽になる政策がない」という点も挙げられます。

若者世代に支持が強い国民民主もれいわも「減税」を掲げて若者にアピールしているのとは対照的。

自民がこれまでにやってきた年金や医療、非課税世帯給付みたいな「年配世代優先」の政策ばかりだと「若者の未来はどうなるの?」って不満が溜まるのも当然です。

2024年のNHK報道でも若者の政治不信が強まってるって出てました。

たとえば、減税を訴えたり学費を安くしたり若い人の起業を応援したりする財政出動があれば若者も「自民党、やってくれる!」って思うかもしれません。

でも、今の自民党は財務省の「財政健全化」って声に押されて増税や歳出抑制ばっかり。

それに加えて連立している公明党の声を受けて住民税非課税世帯など年金世代に偏った政策をすることが多い。すでに年金世代との不公平を感じている若者にとっては今の自民党には希望がない。そのため国民民主の現実的な減税やれいわの生活支援に流れていると思われます。

理由3:SNS・ネット戦略が駄目すぎる

自民党の若者支持離れの原因の3つ目としては「自民党のSNS・ネット戦略が駄目すぎる」という点も挙げられます。

安倍時代はTwitterで多少身近に感じたけど、今の自民党のアカウントって、宣伝っぽい投稿ばっかりで全然面白くない

一方、国民民主の玉木さんやれいわの山本さんはYouTubeやXで若者に直接語りかけてる。参政党も神谷さんらの街頭演説などを積極的に出してネットを賑わせてます。

若者は政治家に「共感」や「対話」を求めてるのに、自民党は一方通行な発信ばっかり。

「財務省に負けない!」とか「若者のために戦う!」という若者向けの戦略もなく、更にはSNSでの発信も今一つ。

支持が集まらないのも当然の結果と言えます。


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データで見る自民党の若者支持離れ

自民党の若者離れについて具体的な数字などを見てみましょう。まず先に紹介したように自民党は若い年代で支持が低い。以下はNHKの2024年12月世論調査の結果ですが他の世論調査でもおよそ同じような結果が出ています。

  • 30代以下:自民15.1%、国民民主18.5%、
  • 40代:自民20.3%、国民民主17.5%

その結果、2024年衆院選で自民党が大敗した一方で国民民主が議席を増やし、れいわも若者票を伸ばしました。

NHKの報道だと、若者の投票率自体が下がってる地域もあるけど投票した若者の票が自民党以外に分散しているようです。自民党が右派も左派もどっちも満足させられず、中途半端になってる証拠と言えそう。

政党 若者支持の傾向 特徴
国民民主 右派若者層が増加 減税+現実的保守
れいわ 左派若者層が増加 減税+生活支援
自民党 右派・左派とも減少 中途半端な左派化

自民党が若者支持を取り戻す4つの対策

では自民党はどうすればいいのか?ここから若者にアピールするアイデアを3つ挙げてみます。

右派路線に戻る

若者の支持を戻すには、まず今の左派化はやめて右派路線に戻ることが必要でしょう。

左派には立憲、れいわ、共産、社民の政党があり自民が多少左傾化しても支持を得られるとは思えません。

一方で自民党が右派に戻れば国民民主、参政党、日本保守に流れた支持が多少なりとも戻ってくると思われます。

財政出動で若者支持を集める政策を考える

憲法改正や安全保障強化みたいな安倍時代のメッセージを復活させつつ、減税や若者向けの財政出動を打ち出せば、更に国民民主に流れた若者右派を取り戻せる可能性があります。

減税だけでなく思い切った学費軽減や起業支援、少子化対策など若者に「未来が明るくなる」と思わせる政策が大事でしょう。

リーダーシップを取れる人材を立てる

でも、それを実行するには右派系かつ財政出動側の強いリーダーが必要。

先の総裁選で財政出動を訴えていたのは高市早苗さんぐらい。他は左派だったり緊縮財政側の主張。

総裁選に立候補するレベルで右派系財政出動派の人材が今の自民党に少ないので育てていく必要があると感じます。

右派で財務省と戦えるリーダーが出てくれば、若者にも「自民党が変わる!」って期待感を与えられるかもしれません。ただ、今はそういう人材が少ないのが悩みどころ。

SNS・ネット戦略をガラッと変える

最後に、SNSを本気で強化することも大切でしょう。

今の堅苦しい発信じゃなくて若者の質問に答えるライブ配信などが必要。

国民民主やれいわを見習って若者に直接届く発信を増やせば政策が埋もれずに済むはず。

まとめ:自民党と若者の未来はどうなる?

自民党の若者支持離れは左派化で右派が離れ減税や財政出動が足りずSNSが弱いのが原因と思われます。

  • 左派系路線の失敗
  • 年金世代偏重の政策
  • SNSなどネット戦略が弱い

右派路線に戻って若者に希望を与えられる政策を打ち出せば、まだ巻き返しのチャンスはあるでしょう。

ただ、財務省の壁やリーダー不在がネックですぐには難しいかも。

あなたはどのように感じたでしょうか?自民党が若者にアピールするにはどんな政策やリーダーが必要なのか?コメントで教えてくれると嬉しいです!

この記事のまとめ

  • 自民党の若者支持離れは左派化が主な原因。右派が国民民主、参政党、日本保守に流れた
  • 更に減税や財政出動がなく、年配優先に見える政策が若者の不満を増やしてる。そのため更に支持が国民民主、れいわに流れている
  • SNS・ネット戦略が弱く、若者にメッセージが届いてない
  • 右派路線への回帰+減税+強いリーダーで支持回復の可能性はある

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