舛添知事の辞任はいつ？不信任決議案は？～6月13日、20日の集中審議は知事延命のシナリオだった～

舛添知事の辞任はいつ？不信任決議案は？～13日、20日の集中審議は知事延命のシナリオ

あれだけ説明責任を果たしていないのに辞任しない舛添知事。

複数の記者が言っているように、とんでもない強心臓と言えます。

一方で都議会は舛添知事への追求のために6月13日、20日の集中審議を設定しましたが、これは舛添知事を延命させるシナリオだったようです。

野党から不信任決議案が出ても反対できるようにした布石です。

自民党、公明党は6月13日の集中審議も難色

もともと都議会与党の自民党、公明党は6月13日の集中審議にも難色を示していました。

都議会開催中に「舛添知事の即刻辞任が必要」と言う流れになって野党議員に舛添知事への不信任決議案を出されては困るからです。

6月15日まで自民党、公明党は追い込むポーズを見せながら舛添知事を延命させ、そのまま都議会閉会を狙っていたようです。

なんともがっかりな話。

6月13日の集中審議は避けられない

しかし、野党が要求している6月13日の集中審議を自民党、公明党が断れば世間からの風当たりが強い。

共産党や維新都議など野党の説得もあり、ようやく6月13日の集中審議を受け入れました。

ただし、ここで罠が潜んでいました。

自民党、公明党の提案で6月13日だけでなく6月20日にも集中審議を行うことを決定したのです。

集中審議を2日間行えばいいのでは？

集中審議を2日間行えばより追求できていいのでは？と思えるところですが、それが落とし穴です。

東京都議会は6月15日で閉会する予定。

すなわち、6月20日に2回目の集中審議をして「舛添知事やはり辞任すべき」という話になっても議会は6月15日に議会は閉会しているので舛添知事への不信任決議案の提出ができません。

これが自民党、公明党が狙っている舛添知事延命のシナリオのようです。

柳ヶ瀬都議は「各会派とも１３日に関してはすごい追及姿勢を見せるでしょうが、自公は『２０日の審議も見てみる必要がある』と１５日段階での不信任決議に反対する可能性がある」とも予測する。

引用元：維新都議、舛添知事の不信任決議案提出（デイリースポーツ）

あたかも都議会が舛添知事としっかり対峙しているかのように見えますが、
会期外の20日にも集中審議日が設定されてしまったことがポイントです（15日が閉会日）。

（途中略）

20日に集中審議が設定されたことで、15日の閉会日に
不信任案に反対する口実を与えてしまったことになります。

引用元：都議会での追及は、やはりポーズ？舛添知事の延命ルートを開く、総務委員会集中審議（都議会議員おときた駿）

舛添知事の不信任決議案提出決定

そのようなシナリオは許せないということで共産党は既に不信任決議案を出すことを決定していましたが、維新の柳ヶ瀬都議も不信任決議案を出すことを表明しました。

先にも書いたように、まずは心ある野党は抵抗する都議会与党の自民党、公明党と対決し6月13日の集中審議を勝ち取りました。

でも往生際の悪い都議会与党の自民党、公明党はそれでも舛添知事の延命を図ろうと6月20日にも集中審議を設定。

それでは舛添知事を延命させてしまう可能性がある、それは許せないということで維新都議や共産党が都議会閉会の15日に不信任決議案を提出することを決定しています。

これが今までの流れになります。

不信任決議案は都議会議員にとって諸刃の剣

不信任決議案を出すというのは実は都議会議員にとっても苦渋の決断です。それは不信任決議案を出すことで舛添知事が都議会を解散する可能性があるからです（そのまま辞任する可能性もある）。

議会解散となると再度の選挙が行われます。都議会議員にとってはかなり厳しいことです。

諸刃の剣なのです。

それでも仕方が無いということで維新都議や共産党は身を削る覚悟で不信任決議案を出す決定をしています。正真正銘の本気です。

何とか舛添知事を延命させようと策略を巡らせる東京都儀会与党の自民党、公明党とは対照的です。

東京都儀会には6月15日に不信任決議案を可決してもらいたいところですが、先にも書いたように東京都儀会与党の自民党、公明党が「20日にも集中審議があるから不信任決議案には反対」という立場を取るかもしれません。

反対まではしなくても先の理由で棄権する可能性もあります。

不信任決議案が可決されるには以下の条件が必要で与党が反対もしくは棄権すれば可決されません。

・議員数の3分の2以上の者が出席
・出席議員の4分の3以上の者が賛成

不信任決議案に棄権した人は不信任決議案に反対と同じ。反対もしくは棄権した議員がいるようであればそれが誰なのかしっかりとチェックすべきでせう。

6月15日に不信任決議案が可決されるためには？

このように6月15日に不信任決議案を提出しても自民党、公明党は賛成しない可能性もあります。というか、それが自民党、公明党のシナリオ。

しかしながら、これを許してはいけないでしょう。

不信任決議案への反対は絶対に許さないという突き上げが必要。

世論が往生際の悪い自民党、公明党を動かす鍵になります。

→自民党、東京都議の連絡先一覧～舛添氏関連など、自民都議に意見がある人はこちらへ～

（合わせてお読みください）
舛添要一知事の家族、子供は？結婚、不倫、離婚などまとめ

舛添要一知事の辞任はあるのか？公私混同などの問題まとめ

舛添要一都知事を辞任させる3つの方法～最も現実的な方法はこれ！～

舛添知事の辞任はいつ？～都議会はまさか延長せず？～

野中氏の「舛添要一さんの辞職は避けたほうがいい」という話に怒り声続出

舛添氏問題で参院選2016は自民党、公明党敗北の可能性あり？～都民の怒りの声多数～

自民党、東京都議の連絡先一覧～舛添氏関連など、自民都議に意見がある人はこちらへ～