衆議院選挙 仕組み、投票方法をわかりやすく解説
衆議院議員選挙は小選挙区と比例代表選挙区の2つに別れています。
私達国民はこの2つの選挙に投票します。
また、衆議院選挙が行われる時には最高裁判所の国民審査も行われます。
まずは3つの投票があると覚えておいてください(その他、地方選挙を同時に行うこともあるので更に増える可能性あり)。
ではそれぞれについて詳しく見ていきます。少しずつ下がって確認ください。
(参考:第50回衆院選挙2024の立候補者一覧と結果速報まとめ(小選挙区・比例代表))
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衆議院議員選挙:小選挙区の仕組み
衆議院議員選挙の小選挙区は全国を289区に分けた選挙です。
各選挙区ごとに北海道1区、北海道2区などといった呼び名があり、各都道府県ごとに2区から最大30区までの選挙区があります(一番多いのが東京の30区で、一番少ないのが福井県などの2区)。
それぞれの区で定数1人(1人が当選)となっています。すなわち東京では30人、福井県など2区の都道府県では2人が当選することになります。
2024年の第50回衆議院議員選挙では全国で289選挙区あるので小選挙区で289人が当選することになります。
投票は候補者の氏名を記入します。
それぞれの区で得票数が多い人が当選することになります。
衆議院議員選挙:比例代表の仕組み
比例代表選挙は全国を11の比例ブロックに分けており、定数はそれぞれのブロックで異なっています。
- 比例・北海道ブロック(定数8人)
- 比例・東北ブロック(定数12人(1減))
- 比例・北関東ブロック(定数19人)
- 比例・南関東ブロック(定数23人(1増))
- 比例・東京ブロック(定数19人(2増))
- 比例・北陸信越ブロック(定数10人(1減))
- 比例・東海ブロック(定数21人)
- 比例・近畿ブロック(定数28人)
- 比例・中国ブロック(定数10人(1減))
- 比例・四国ブロック(定数6人)
- 比例・九州ブロック(定数20人)
投票は政党名を入れることになります。
そして、政党ごとの得票数で政党ごとに議席を分け合います。
各政党には比例代表用に名簿があります。その名簿順位の上から当選が決まっていきます。
例えば政党Aが北海道ブロックで3人の当選を割り当てられたら、政党Aの上位から3人が当選するという形になります。
また、少しややこしいのですが小選挙区との重複立候補も可能となっています。要するに小選挙区で立候補している人が比例代表の名簿にも載っている場合があります。
この場合、小選挙区が優先になります。小選挙区で当選した場合はそのまま当選となるので比例代表の名簿から消えると考えるといいでしょう。
政党Aは小選挙区で当選した人+比例代表で得た当選数ということになります。小選挙区で当選した人が政党Aの上位にいる場合はその下の人が比例代表で当選することになります。
また、重複立候補している人は名簿の順位が同じ場合があります。
重複立候補で名簿の順位が同じ場合は小選挙区での惜敗率で順位が決められ、その順番で上位の人から当選することになります。
(政党によっては候補者を出しているブロックと出していないブロックがあるので注意。ブロックによっては自分の入れたい政党がない場合もあります。それ以外の政党に投票する必要があります)
最高裁判所の国民審査の仕組み
最高裁判所の国民審査は辞めさせたい裁判官がいればその人にチェックを入れます。
辞めさせたい人の方が多い裁判官は罷免されることになりますが今まで罷免された例はなく、その仕組みが形骸化しているとも言われています。
もちろん、簡単に罷免されていいはずもありませんが現状では裁判官の名前さえも知らないという人がほとんどの状況です。罷免するかどうか検討する段階までにないというのが正直なところでしょう。
第50回衆議院議員選挙の投票方法
これまで述べてきたように3つの投票が必要になります。
- 小選挙区:各選挙区の立候補者から1名候補者を選んで記入
- 比例代表:自分が応援する政党名を記入
- 最高裁判官国民審査:辞めさせたい裁判官の名前を記入
それぞれ予め考えておきましょう。
第50回衆議院議員選挙の小選挙区、比例代表選挙の立候補者一覧や速報については別途まとめているのでそちらでも確認ください。
⇒第50回衆院選挙2024の立候補者一覧と結果速報まとめ(小選挙区・比例代表)
その他、選挙速報系サイト一覧
その他の選挙速報系サイトの一覧情報も以下にまとめました。選挙速報情報やニュースなどを確認したい場合は必要に応じて以下のリンク先で確認ください。
地方選挙-NHK
⇒重要な地方選挙の結果や速報、ニュース
地方選挙-読売新聞
⇒地方選挙のニュース
地方選挙-朝日新聞
⇒地方選挙のニュース
地方選挙-政治山
⇒地方選挙の日程と速報
地方選挙-選挙ドットコム
⇒地方選挙の日程と速報
選挙結果速報
⇒地方選挙の日程と速報
全国の地方新聞サイト(電子版)
⇒全国の地方紙で細かい情報をチェック
(選挙のサイトではありません)
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