新潟県知事選挙2016の情勢予想~米山隆一氏のプロフィール、公約など~
新潟県知事選は現知事の泉田裕彦氏が立候補を取りやめたので新人4人での選挙戦になっています。
今回はそのうちの米山隆一氏のプロフィール、公約などについて分かる範囲でまとめていきます。
また、今回の新潟県知事選挙2016の情勢予想もまとめます。
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米山隆一氏のプロフィールなど
米山隆一氏のプロフィールは以下の通りです。
無所属とありますが、もともとは民進党の次期衆院選の公認候補に内定していました。しかしながら泉田裕彦氏が立候補を取りやめたこともあって知事選へ立候補しています。
となれば、本来ならば民進党から立候補するという流れですが現実には民主党は自主投票で推薦無し。
今回の選挙では共産党、社民党、生活の党の推薦を得ての立候補となっています。
米山隆一氏は自民党→維新の党→民進党→共産党、社民党、生活(今回の推薦)ということで目まぐるしく政党を移り変わっており、その主義、主張については疑問が残るという意見も聞かれます(ただし、維新の党から民進党については合併であり移ったわけではありません)。
また、舛添要一氏が政治の師であるという情報もあり、その辺りも残念なところです。
生年月日 | 昭和42年9月8日 |
出生地 | 新潟県北魚沼郡 |
出身校 | 東京大学医学部 |
前職 | 東京大学先端科学技術研究センター講師 |
所属政党 | 無所属 |
米山隆一氏の公約など
今回の知事選における最大の焦点の1つ、柏崎刈羽原発の再稼働問題に関しては公約の筆頭に挙げ「再稼働の議論の前に、福島原発事故の検証をしっかりと行う」と記載しています。
対抗馬とされる森民夫氏よりも反原発、原発慎重論が鮮明となっています。
また、環太平洋連携協定(TPP)は、情報公開がされていないとして批判しています。
(民進党が政権時に独断でTPP参加を決めたのでこの点については攻撃すべきは民進党と言えます。TPPは情報公開しないのが参加条件でした。そして、米山氏はつい最近までその民主党に属していたわけで、この主張はちょっとおかしいと感じます)
医療や介護、福祉など「人への投資」を最優先するとも強調。教育面では給付型奨学金の創設を掲げ、新潟空港と新幹線のアクセス改善、中小企業支援の充実も訴えています。
また、ホームページを見ると分かるように反安倍政権を鮮明にしています。これは共産党、社民党、生活の党、その他市民団体の声を受けてのものと言えるでしょう(米山隆一ドットコム)
米山隆一氏と原発関連について
米山隆一氏陣営は森民夫氏が自民党から推薦をもらったということで原発推進派と決め付けて今回の選挙を原発派と反原発派の戦いという分かりやすい形にしている感じを受けます(原発の不安を煽ることで票を得やすい)。
ただし、公約を見る限りでは両者の原発に対する発言には大差はありません。どちらも反原発寄りと言えるでしょう。
しかも、米山隆一氏は福島第1原発事故後の2012年衆院選では再稼働賛成を訴えていたという情報もあります。前回は民進党、今回は共産党、社民党、生活の党の支援を受けているということで主張を変えている可能性もあり、もしそうだとすれば主体性の無さが懸念されるところです(米山氏は以前は民主党(連合新潟)だったので原発反対を鮮明にできないという状況でした)。
これは先に書いたTPPの件も同じでその時に支持してくれる人たちに擦り寄っているだけという印象もあります。(共産党、社民党はTPP反対)
維新から民進党へ移った後は橋下氏への批判を展開しており、今回の政権批判も含めて古巣を攻撃することが多く民進党支持者(米山氏が民進党にいた時)でさえもその辺りについては苦言を呈していました。しっかりした公約や政策を立案しているのに、批判することで自分を上位に立たせようとしている印象があるのは残念なことです。
とは言え、現時点では明確に反原発を訴えているのは間違いなく、推薦している陣営を考えても森民夫氏より反原発に舵をとる可能性が高いのは間違いありません。反原発をより重視すべきと考えるのであれば森民夫氏よりも米山隆一氏を新潟県知事に推すべきでしょう。
新潟知事選挙2016の情勢予想
今回の新潟県知事選挙2016、当初は森民夫氏が優勢と思われましたが、反原発として分かりやすい対立軸を作っている米山隆一氏が猛烈に追い上げているようです。
先にも書いたように米山隆一氏陣営からすれば分かりやすい対立軸を作り、原発の不安を煽って票を得ようとしている部分もあります(分かりやすい対立軸を作るというのは小泉劇場、小池劇場みたいな感じですね)。
こういった感情に訴える形の選挙は非常に危険だと感じます。正しい情報が隠されてしまう可能性がある(今回の場合だと森民夫氏も反原発寄りの発言をしているのに、あたかも原発推進派であるような情報操作を感じます)。
単純な対立軸で判断せずにその両者の公約、考え方、人柄などをしっかりと確認して投票してください。
また、選挙結果速報もまとめるのでそちらも確認ください。
→新潟県知事選挙2016の立候補者と選挙結果速報(10月16日投票日)
その他、選挙関連情報
今回の新潟知事選挙2016も参院選2016、都知事選2016と同様に18歳以上が投票する選挙です。
必ず選挙に行くことはもちろんのこと、18歳以上の若者に知り合いがいる人は選挙に行くように伝えてください。
今後の選挙は全て選挙権が18歳以上となっています。
→第24回参院選(2016年)の年代別投票率についての考察(表、グラフなど)
(合わせてお読みください)
新潟県泉田裕彦知事の立候補撤回の理由は日本海横断航路の船舶問題?
その他、選挙速報系サイト一覧
その他の選挙速報系サイトの一覧情報も以下にまとめました。選挙速報情報やニュースなどを確認したい場合は必要に応じて以下のリンク先で確認ください。
地方選挙-NHK
⇒重要な地方選挙の結果や速報、ニュース
地方選挙-読売新聞
⇒地方選挙のニュース
地方選挙-朝日新聞
⇒地方選挙のニュース
地方選挙-政治山
⇒地方選挙の日程と速報
地方選挙-選挙ドットコム
⇒地方選挙の日程と速報
選挙結果速報
⇒地方選挙の日程と速報
全国の地方新聞サイト(電子版)
⇒全国の地方紙で細かい情報をチェック
(選挙のサイトではありません)
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